習慣について考えてたら自分と向き合えた
今回は、【習慣】について考えてみることにした。
雑誌や自己啓発本でもよく取り上げられるワード。流行の「ルーチン」にも近いような。
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私が持っている【習慣】のイメージ。
- 人は習慣の中で生きている。:生活のほとんどが習慣として行われている。
- 初めはつらいことでも、習慣になれば苦ではなくなる(苦しさが軽減する)。
- 良い習慣も悪い習慣もある。
- 新しい習慣を身につけるのは大変である。:ダイエットは大体三日坊主。
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ネットで【習慣】を検索したら、習慣化コンサルティングという会社が見つかった。
事業として成立するくらい、私たちにとって大事なことなんだと感じた。
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ちなみにWeblioで調べた結果。
心理学好きなので、weblioでいう③の観点から考えてみたいと思います。
③〘心〙 学習により後天的に獲得され,繰り返し行われた結果,比較的固定化するに至った反応様式。
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リクルートマネジメントソリューションズの組織行動研究所のHPに研究レポートが読んでいて面白かったので、それをまとめてみます。時間がある人はリンクを読んでいただければ。
- 行動はすべて自分の意思で行っているわけではなく、日常の行動の多くは無意識に行っている。
- 行動を変化させるとき感情の影響が大きく、特にネガティブな感情の影響は大きい。
- 感情によって合理的な判断が阻害される。(ex高所恐怖症)
- 行動を変化(=今までの習慣をやめ、新しい習慣をみにつける)させるには環境を変化させることで可能
- 環境を変えられない場合は行動のきっかけと実際の行動との結びつきを断つ必要がある。
- 行動を変化させようとすると強い不安やストレスを生じる場合があり、継続がむずかしい。
- 行動するかどうかは以下の3点が考慮された上で決定される。
- 単にその行動が良いと思うか(態度)
- 行動が社会的な常識に反していないか(規範)
- 自分はその行動を実行できる力があるか(統制可能性)
- 「行動経済学の知見からは、人は現在生じる結果を、将来生じるであろう結果と比べて不当に大きく見積もる傾向がある」
- 行動の変化を起こすには自信をつけることも大事
- 行動の維持(=習慣化)をするには、結果に対する高い期待よりも小さくても効果を時間することが大事
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新しい習慣をみにつけるには、「自信をつけよう!」「小さいことから始めよう!」が結論となります。まぁ他の本やサイトでも同様のことは言ってるので新しい発見はありませんでしたが、結論が導かれる過程が分かってすっきりしました。
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もう一度辞書の意味を思い出す。
③〘心〙 学習により後天的に獲得され,繰り返し行われた結果,比較的固定化するに至った反応様式。
「学習により後天的に獲得」というのは過去の経験から脳が学習した思考回路と捉えられます。また習慣は無意識的に行われることが多い。
私は前の記事でも書いたようにネガティブな思考回路を持っていて、その思考が習慣化していました。おそらく同じような経験を何度も繰り返していたのでしょう。だからずっと同じような結末を迎えることとなってしまっていた。
先ほどの研究レポート内で、「行動経済学の知見からは、人は現在生じる結果を、将来生じるであろう結果と比べて不当に大きく見積もる傾向がある」とありましたが、交際中のケンカにおいては将来的には話し合うことでお互いの理解が深まりより良い関係になるのに、現在の仲が悪い状態により別れるといった危機を大きく見積もってしまうからすぐに謝ってしまう。
分析を通すといかに悪い習慣の中で物事を考えていたかがわかります。
なんというか、、もったいない。
これまでの行動を変えることで不安が生じるかもしれませんが、今は不思議と大丈夫な気がしています。「なーんだ、過去の悪い習慣のせいなんだ」って。
過去を責めようってわけじゃなくて、過去にとらわれてる現在の自分を解放してあげるイメージです。
どうしてそういう感情が生まれるのか?その感情を抱くのは自分が悪いのか?
いや、そうじゃない。当たり前の感情だよ。不安になったり自責の必要はないよ。
正体がわかれば受け止められる。受け止められれば、次に何か行動を起こすこともできる。そういう流れを作ってあげれば、よい習慣ができ、人生を豊かにしてくれるのだろうと期待している。
無意識が幸せな方向へ自分自身を向かわせてあげられればこんな楽なことはないでしょう。
新しいことをはじめようと思う今に、習慣について考えらえたのは良かったな。