さよなら大好きな人 - 日々あれこれ

今までの恋愛の中から、とても大切だった人（以下Ａさん）について書きます。

Ａさんとは大学生の時に付き合い始めました。
Ａさんは1つ上の先輩で同じ大学の同じサークルの人。
よくある出会いですね。

付き合って約３年経ったころ、喧嘩をして別れてしまいました。
（私が大学四年のとき彼は院生でした）

その後私は就職をし、遠くに引っ越すことになります。
Ａさんとは別れた後も連絡をとっていて、
学会で私の住んでいる地域に来たときには会って遊んだり、
Ａさんの就活時にはＥＳを手伝ったりしていました。

Ａさんが就職してからはあまり連絡はとっていませんでしたが、
Ａさんに彼女ができ相談を受けるようになりました。、
その時に「君のほうが一緒にいて楽しかった」と言われたんです。
そんなやり取りをしているうちに、私も元に戻りたくなり、
Ａさんに彼女と別れてほしいと伝えました。

そこから再び交際がはじまります。

Ａさんとは中間地点である都内で会ったり、
お互いの家に遊びに行ったりして2週間に1回くらいのペースで会っていました。

遠距離であることや、お互いの年齢、交際期間をふまえても
お互いに結婚を意識していたと思います。
クリスマス近くにプロポーズを受け、4月から同棲をスタートすることにしました。
その際、転職もすることになりました。

どちらも望んでいたことですが、引越しと転職が同時期だったため、
４月は本当に大変でした。体調も崩しました。

慣れない環境、慣れない生活リズム。
それでもＡさんと一緒に生活していくんだから、頑張らなくちゃと思っていたのです。

それから結婚の準備を進めていくことになります。
親への挨拶、両家の顔合わせなど。
でも、指輪まだもらってなかったんです。
婚約指輪は相手に選んでほしかったから、一緒に買いに行こうといわれても断ってました。
今考えると、断ってるのは結婚したくないからと思われていたかもしれないですね。

また、今後の家族との付き合いについて話していると、
「彼側の家に入る」という考え方を強く押されました。
これがどの程度だったのかわかりませんが、
私はとても抵抗を感じました。確かに嫁になるわけですが、
物のように扱われている感じが嫌だったし、
自分の家族よりも優先しろと強制されている感じもとても嫌でした。

生活においても「これはこうしろ」的な押し付けが多かったように思います。
そのころ知人にモラハラという言葉を教えてもらって、
まさにこれだ！と感じたことを覚えています。

それからレス問題。
実は大学時代の交際中もこの問題がありました。
色々原因はあると思うのですが、「する気が起きなかった」というのが
主な原因だと思います。
彼のことは好きだったんですが、なぜかそういう気持ちになれず・・
彼には我慢してもらってましたが、今考えると酷だったなと思います。
でもどうしてもその気になれなかったんです。
しかし、結婚するとなったら単に楽しむだけが目的にはならず、
子供の問題が出てきます。
なんとかなるだろうと思っていましたが、同じベッドで寝てても結局することは
ありませんでした。

「一緒にいることは楽しい」
「でも生活や夫婦関係になることはとても難しい」
そう感じ、私は家を出ることにしたんです。
同棲期間はわずか9か月でした。

今でも、Ａさんは良い人だったと思っています。
Ａさんは別れてから1年後に別の人と結婚しました。
早すぎてさすがに（私は絶賛引きずっていました）驚きましたが、
でもよかったと思っています。
私では満たせなかったことも、そのお相手なら満たしてくれるのですから。

私はというと、別れて2年くらいたってようやく心の傷が癒えてきました。
その間何度夢に出てきたか…
今は誰が悪かったというよりも、相性が悪かったと思うようにしています。
（もちろん自分に落ち度があった所もあります。
そこは反省していきたいと思ってます。）

楽しい時間をいっぱい共有できてとても幸せだった。
最後のほうに喧嘩してたときは本当につらかった。
今でも思い出すと目が潤むけど、もう引きずらない。

そう思うようにしてます。
消すことはできないけど、経験として私の糧になっているはずだから。